今日紹介するのは、『バミューダトライアングル ~カラフル・パストラーレ~』というアニメ。
「カードファイト!! ヴァンガード」のスピンオフ作品ではあるが、自分も1クール後半でそのことを知るくらい、ヴァンガード本編とは繋がりがない。ヴァンガードのヴの字も知らない人でも楽しめます。
まず見てもらおう。
この時点でもわかると思いますが……
目が三角形!!
最初視聴した時は「瞳が丸じゃないだけでこんなに違和感があるものなのか……」としみじみ思っていました。
さらに……
もちろんここは海の世界。
周りが塩水なこの環境で……
ひじきを干し
パンを食い!
飲み物をコップに注ぐ!!
あれ……この世界……どこかでみたことある……そうだ!! COCCOだ!!
TVアニメ『凪のあすから』の「汐鹿生(しおししお)」を参照。
↓別に作画崩壊してるわけではありませんよ?
アニメの作画崩壊を分類してみた。【絵の崩壊、作画ミス、キャラデザ、使い回し、止め絵、CG、総集編】(俺ツイ、メルヘン・メドヘン、いもいも……) - しずみのアニメブログ
1話などを見て気になるところはその2つ。てか気になりすぎて、話に入っていけない……。
さて、ここまでの説明ではあまり見たくなる人はいないかもしれません。逆に見たくなったって人も少しはいるかな?
この評価は他の感想サイトでも同じようなことが書いてあります。
でも、自分が言いたいのはこんなことではない!!
これら奇抜な2つの要素はやっぱり、弱点になりうるんですよ。初めて見る視聴者には違和感でしかありませんし、叩いたり批判したりバカにするポイントにもなってしまう。
でもね……アニメスタッフは……隠そうとはしないんですよ。
三角形の目は終始三角形ですし、脇役の目も三角形。
海中描写も減ることなく、話数が進むごとに新たな描写も出てくる。
それよりも、何かの目標へ向かって頑張る少女たちの姿をより前面に描いてれるのがこのアニメ。そこへのクオリティと熱量はしっかり存在するアニメ。
そうやってアニメを見ていくとね……あの奇抜な要素に慣れるんですよ。
慣れちゃうんですよ。
慣れちゃうとどうなるかって?
頑張る少女たちの姿だけが残るんですよ。
それまで奇抜要素で見えなかった真の良さが見えてくるんですよ!
まるでアニメスタッフが
「目の形や海中描写は笑われてもいい。でも見て欲しいのは主人公たちが目標に向かって悩んだり、頑張ったりする姿だ。そこを見てほしい!!」
と言っているようだ。
奇抜要素が気にならなくなった後には、それが味になってくる。
もちろんあらたな海中描写なのが出て来れば笑っちゃうし、ツッコミたくなるが、それが単純な笑い要素になって、叩いたり批判したりバカにすることなんてできなくなる。
でもそれ以上に頑張る主人公たちを応援したくなってくるすごく好印象なアニメアニメになる。
↓数々の難題が主人公たちの前に立ちはだかる
つまり自分で好印象な作品を定義すると、
弱点を隠そうとせず、作品の強みを前面に主張して、そのハードルを超える作品。
ということになる。
これまで「好きなアニメ」「面白いアニメ」を区別してましたが、そこに「好印象なアニメ」が加わることになりました。これでもっとアニメに対する考え方が深くなる気がします。
そんな好印象なアニメが「バミューダトライアングル ~カラフル・パストラーレ~」です。
物語後半に考えさせられて、印象深い話も出てきて、さらに興味がわいてきます。
↓1話だけ陸へ上がるお話も
このことを「でんでん現象」と言われるかもしれません。
でも自分はでんでん現象のことを悪い意味として考えていません。
ニッチな領域でファンの心を掴んでいる素晴らしい作品ということじゃないですか。
たくさんの人から素晴らしい、面白いと言われる作品もいいですが、その人の唯一無二になる作品も素晴らしいと思います。
「マイナーアニメ」と検索してこのブログへ来てくれた人なら、そのことが少しはわかってくれるかな?
以上です。ありがとうございました。
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【カラパレ1話】「パーレルへようこそ」 バミューダ△ ヴァンガード
↓第1回のマイナーアニメおすすめ
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